さとまも談義|テクノロジーと体験とアートと

テクノロジーとビジネスと人の関係性にずっと興味があります。アートやダイバーシティのキーワードも含めて、世界がどう変わっていくか、変えていけるかをお酒を飲みつつ考えるブログ

Closed SNS and Direction of gathering VoC(Voice of Customer)

いまって、そもそも自分のページにマイミクとか、マイミクのマイミクしかアクセスできなくなる機能が付いているんでしょうか??

クローズドSNSを徹底していくmixiの戦略ってすごいな……、とか思って。

世界はこれだけオープン化で進んでいるのに、あくまでも既存の交友関係や限られた接点で得られる"醸造感"とでもいうカテゴリで、ユーザーを囲っていくという姿勢はすごい。

規模の拡大をある程度はあきらめるのであれば、これも1つの打ち手として、間違っていないと思うし。

ソーシャルって実際に活用している人と、していない人では、全然影響力の評価が異なりますよね。

企業戦略でも、ソーシャルメディアあるいはCGMのような分野にこれから手を出そうとしているケースが見受けられますが、取り組み方は要注意かと。

データやユーザーを自社で集めるには、そうとうな上手い仕掛けが必要であることを認識すべきです。一時期前の「面白そうなサイトを作れば、ユーザーが寄ってくる」という考え方は、だんだんと有効性を失って来るのではないかと、僕自身は懸念しています。

Facebookmixiのような圧倒的なユーザー数やデータを蓄積しているサイトが、ユーザーのインターネット利用時間の多くを占めてきている状況で、新規にコミュニティとして活動する場所を提供しても、定着にもっていくのは並大抵ではないのでは、と思うのです。

日頃使っていない人が、ロジックから導き出して上記のような戦略に行き着くと、肌触りが分からずに進んで行ってしまうのではないかと心配だったりします。誰もやったことない取り組みであれば、チャレンジなので、腹くくるしかないところもあるわけですが。
既存のプレイヤーがいるなら、協業や影響を検討すべきですね。

足跡から辿って、アクセス拒否されたところから、そんなことまで考えてしまいました(笑)